人はなぜ集団になると怠けるのか 「社会的手抜き」の心理学
https://gyazo.com/94e1f03aec3f2c0e49a20dd96b2188f8
まとめ
集団にいてもろくなことにはならないなってのが改めてよくわかった
やっぱり個人個人で非同期に働いて成果持ち寄ってそれを揉む、のが一番だと思うわsta.icon
社会的手抜きが起きないサイズを維持しつつ、小集団間で連携するみたいな
人なら割と誰でも陥る「現象」なので、個人でどうこうするのは正直厳しい印象
が、人に仕事を与える立場ならある程度工夫はできる
中国人には「見えるところで、個人に」仕事任せた方がいいとか
日本人はとにかくどう扱われるかを気にするのでとりあえず扱ってあげろ、入れてさしあげろとか
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特に有益そうなもの
ビジョンの重要性でもある
というか動因理論
ここにリーチできたら俺は成功できるので、ちょっと注目してんねん
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道具性
自分が頑張っても、それが集団全体の業績にはあまり影響しない
パフォーマンスが何らかの報酬や罰に結びつくと思っている度合い
評価可能性
たとえ頑張ってもそれが他の人にはわからないので評価されない
無意識に手抜きしてしまう
意識のレベルではほとんどの被験者が自分も相手も全力を尽くしたと思っていた。
チアリーディング
確率論的に言えば、社会的手抜きをする人の発生率が一定でも、集団サイズが増えると集団の課題失敗率は高くなる
確率が低い場合は逆に低下する
本書では「5人に1人は手抜きしてもいいけど2人手抜きしたら死ぬ」場合に、失敗確率1/5だと高くなる、1/10だと低くなる
社会的手抜き発生のプロセスモデル
https://gyazo.com/2a504d664ac9817223193d186f41763a
p43
個人だと
努力がちゃんとパフォに繋がる、んでパフォ出たら報われるの二段階
集団だと
個人のパフォが集団のパフォに繋がり、かつ集団のパフォが集団全体の報酬につながって、さらに集団全体の報酬が自分に分配されないといけない
個人のパフォが出ないとダメ
集団にパフォにつながらなくてもダメ
集団のパフォでても報酬につながらないとダメ
集団の報酬つながっても自分に分配されないとダメ
「学習能力」という言葉似敏感な大学生は、評価されようがされまいが、課題に真面目に取り組む可能性がある。
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個人主義的傾向が強い人は、単独で作業をした方がパフォーマンスが出る
集団主義的傾向が強い人は、内集団成員と一緒の場合に成績が優れる 筆者は研究の前提の甘さを指摘してもいる
まあ用語だけ得られたからよしと考えようsta.icon
ページ化は控えとく
日中
日本人は集団になればかえって努力する
中国人は社会的手抜きを示しがちで、特に面子を潰されたと感じるとやる気をなくす
筆者は「中国特に広いしなぁ、それにこれ優秀な大学生がターゲットだから偏りもあるだろう、あとこれひょっとしたら大学の評価の差を検出しただけかもしんね」みたいなこと言うてるsta.icon
男女差
筆者的には全体的に研究が甘くて確証持てない感じのようだsta.icon
前述したように、女性が対人関係指向で人間関係に注意を払う傾向が強いことが背景にある。男性は同調しないことで他者よりも優位に立つことを考えたり、それができなければ集団から離れたりする。
前述したように欧米の男性は課題達成指向が強く、そのために個人の力がはっきり表面に出ない……状況では動機づけが高まらないことが予想される
んー、そうだなぁsta.icon
以下も面白いけど、実験が古かったりして筆者もHmmって感じだし、まあ(ページ化はなくて)ええか
男性の方が社会的手抜きの程度が大きい
筆者による綱引き実験によると
男女とも異性のパートナーと作業する場合にパフォーマンスが低下した
パーソナリティ
別の研究では外向性との間に正の相関、情緒安定性との間に負の相関があるとも
sta.iconはどうだっけ?
勤勉(誠実)はふつう、協調はかなり低い → 手抜きしやすい
外向性は低い → 手抜きしやすい
情緒安定性は低い → 手抜きしやすい
めっちゃ手抜きしやすいやんw
ナルシシズムは評価可能性が無いと社会的手抜きをする
自己特別視は「自分はユニークであり他者より優れている」と思う傾向
sta.icon両方あるけど?
認知欲求が高い人は挑戦的な課題だと社会的手抜きしない
認知欲求は、たとえば「私はものごとを深くかつ長時間考えることに満足感を感じる」などの質問項目によって測定される
p83
https://gyazo.com/821f1d202ae627d1b40ef5ab94e87af5
手抜きは知性のなせる技
かもしれない by 筆者
実験では4,5歳くらいから生じる
知性ゆえに手抜きをなくすには「監視する(知性を縛る)」か、魅力的な課題にして知性との方向性を一致させるくらいしかないのではとも言うてるsta.icon
ブレスト
ブレストと名義集団のどっちが成果出るか、では国によらず8割くらいが前者と答える でも研究では後者の方が優れてる(ことが確認されてる)ことが多い
ブレストは集団のメンバーに主観的満足感をもたらすだけ
なんでブレストの生産性って良くないん?
個々の貢献度がはきりしなくて動機付けが低下するから
特に優秀な奴がいる場合
批判はしないといいつつ、それを恐れるから(特に対人不安でかい奴)
援助
都市規模がでかくなるほど見知らぬ人を助けなくなる(責任が分散する)
でも集団でも役割が明確だったり地位があったりしたら責任感は薄まらないので手を抜かない
人間関係の絆の存在が緊急事態での責任の分散を防ぎ利己的な行動を少なくする
援助行動できる奴は自信で動いている
銀行強盗とか阻止した人n=32の実験
この人たちはヒューマニズム的観点から被害者を助けようとしたのではなく、自分の強さやトレーニングをしたという自信、そしてそれに由来する責任感や能力から行動したことが明らかになった。
カンニング
倫理綱領を認知させる、テスト前とかも読み上げる、あとは罰則が効果的 多重チェック
3重以上はかえってミスが高くなるという実験結果
リスクが低下したと認知すると、行動がかえってリスクを高める方向に変化してしまう
ルーチン化の呪縛
滅多に起こらないことをモニターするのは社会的手抜きを促進する
自動化された仕事を念のため眺めている仕事とか
大した労働もせず大金を得ると勤労意欲を損なう
福祉を求めるのは以下
社会的手抜きしやすい人
公共心が低い人
他社に対する信頼性が高い人
投票率は若者数、短居住年数者数、自営業者数の少なさと負の相関がある
投票は満足感
民主主義のシステムを維持するためには投票参加行動の主観的価値や満足感を高めるような幼少時からの教育が大切ということであろう
現在の研究「スポーツにおける応援の効果は無いか、たかが知れている」
2022/06/12 2: 終わったンゴ
少し寝かせて、3: summary する
2022/06/11 読んだのでまとめていく
1: markはkindleでおわた
これから 2:enum をやる
で、終わったら 3:summary として、以下をしたい
手抜きする条件としない条件のレパートリーを増やしたい
で、後者を会社で使って無能たちをもっと引き出させたいsta.icon
あとはなんでみんながついてこないかの根拠も知りたい
俺自身が納得するために
2022/05/27 0% ポチった